中国野菜ターサイです。

鈴木建也(すずきたつや)

2010年02月10日 20:56


 今日の一押し野菜は、ほうれんそうよりも葉に厚みがあり、色も濃い中国野菜のターサイ。平たくつぶれた株の形は、寒風から守るためといわれるように冬場が旬の緑黄色野菜です。中国語で「ターサイ」とは、「つぶれた」という意味だそうです。βカロテンが豊富でチンゲンサイと同じくらい含まれ、さらに、カルシウムはほうれんそうの2倍の含有量を誇るとのこと。また、カルシウムの吸収をよくするビタミンKも豊富なので、骨粗鬆症の対策にはおすすめの食材です。

 私もひかり農園を手伝うようになって初めて知った野菜です。 葉が平たくなったものの方が栄養価も甘味もぐっと増すそうですが、収穫の際は葉の下の真ん中の株の根元にハサミをぐいっと入れてカット。葉の間の泥をよく流水で洗い流して出荷していますが、今日は私の担当でしたので、暖かな日で助かりました。調理方法としては、生のまま他の野菜やお肉と油で炒めるのが、簡単でおすすめ。水溶性のビタミン類、特にビタミンCの流出を防ぐと同時に、βカロテンの吸収が高まるそうです。

 さて、今夜のメニューは、タサーイ入りのお好み焼きとなりました。ターサイはさっと湯がいてアクを取り、少しクセを抑えました。あとは通常のキャベツと同じように刻んで具として混ぜ合わせて焼きます。キャベツのシャキシャキ感とは違いまろやかな触感がいい感じでです。味もクセがなくグッド、グッド!家族5人全員ぺろりといっちゃいました。ブロッコリー、白玉ねぎも加わり、立春の大地の恵みいっぱいでした。ごちそう様でした!

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