お待たせ、篠原玉ねぎ!

鈴木建也(すずきたつや)

2010年04月01日 20:13


 篠原と言えば、玉ねぎ!と言われるほど地域の代名詞となっている篠原特産の玉ねぎです。篠原の玉ねぎは、明治44年に愛知県知多郡から来た加藤音吉さんという人が篠原に住みつき、知多の種子を導入したことから栽培が始まったとされます。フランス系白玉ねぎが愛知県農業試験場に導入されたのは明治末期で、当時としては大変珍しい洋菜の玉ねぎであったことから篠原一気に広がり、土地の気候風土にに適して収穫量をあげ、一大産地として大正時代には既に東京、大阪に販売し、料理店の必需品とされていたそうである(わがまち文化誌「浜風と街道」篠原公民館編)。現在でも白玉ねぎは日本一の早出し玉ねぎとして正月の新聞紙面を飾ります。

 さて、ひかり農園で栽培しているのは黄玉ねぎの極早生です。白玉ねぎより約3カ月遅れですが、甘味が出ていて生でも調理しても美味しい食材です。煮崩れしないのも特徴で、いろいろな料理に使えるのがうれしいですね。写真のように雑草に負けずにすくすくと逞しく育った玉ねぎです。ちなみに後ろに写っているのは西部清掃工場、遠州灘の松林。こんな立地の畑で育っています!これからも篠原玉ねぎをヨロシクです!!


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