関心持とう遠州海岸の松林!
昨日は遠州灘の海岸林の保全活動をしている「根っこの会」の松の苗植えに参加してきました。浜松農薬汚染を考える会(野鳥の会もされている)の方、合唱をされている方、中田島でサーフショップ経営をされている方、最近浜松で有機農業を始めた方、そして「根っこの会」のメンバーと私の9名が集まりました。
最初は小沢渡の海岸林の補植。ここは以前火事でやけたところで、私が日頃ランニングで走る浜の土手の脇です。「小沢渡⇔篠原」の表札が無惨にも焼けたまま立っています(写真左)。静岡県が補植したものに加え、3年前に中田島のひょうたん池南側の松林から実生の松を見つけて育てていたものを13本植えました。
次は中田島のひょうたん池の南側に、抵抗性松苗生産協業体で購入したマツノザイセンチュウ耐性の松を20本植栽しました。植栽は20cm四方の穴を掘り、水を入れ沁み込んだところに苗を置き、土をかぶせてしっかりと踏み固めます。2月にしてはかなり暖かな日で、ちょっと掘るだけで汗が出ました。
松林は、砂や潮風から農家の作物や住宅などを守る役割を持っています。近年、海岸侵食が進み海と農地や住宅地が近づいたために、さらに重要な役割を期待されますが、松食い虫や火災による被害、間伐されないことによる松林の荒廃が進んでいるとのこと。市民が気軽に松林で遊んだり、散策することも少なくなったことで、関りも薄れてしまっているようです。
じわじわと進んでいる身近な自然の変化。日頃の慌しさに追いまくられがちですが、もっと気づき、私事として関心を持って、こうした活動に積極的に参加していきたいものですね。私たちの足元のこと、未来のことなのですから!
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