2010年02月25日
サトイモ、パクパク!

今日のピックアップ野菜は、サトイモ(里芋)です。サトイモ科の植物で、インド東部からインドシナ半島が原産と言われ、日本には縄文時代に伝わったとか。山地に自生していたヤマイモ(自然薯じねんじょ)に対し、里で栽培されることからサトイモという名が付いたとされています。茎の地下部分(塊茎)を食用とし、でんぷんが主成分で、低カロリーで食物繊維も豊富です。独特の「ぬめり」がありますが、これはムチン、ガラクタンという成分によるもので、ムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があるそうです。

土に埋まっているので、掘り起こすのはなかなか大変ですが、大きなサトイモガが出土?した時には嬉しさがこみ上げてきます。人参、ジャガイモなど、掘り起こしものの収穫の楽しみです。サトイモは写真のように、真ん中の親イモに子イモが沢山ついた状態で出てきすので、子イモを落としてこの部分を食べるわけです。サトイモは皮を洗って除く場合、皮が付いたままのイモを数多く桶かたらいに入れ水を張り、棒や板で掻き回すと皮が剥がれやすいとのこと。だから電車や人出の混雑など、人と人が触れ合う、または身動きがとれない状況を「芋の子を洗うような」と比喩的に使うのだそうです。

我が家の定番料理は、きぬかつぎ(我が家の通称:けいも)です。サトイモには土や毛がいっぱいですので、水でよく洗いますが、独特のえぐみがあり、皮をむくと手がかゆくなるので、塩を手につけてむけばかゆくならないそうです。そのまま茹でるだけで、皮はつるりんと剥けますので、皮むきの手間が要りません。後は醤油にしょうがを入れてサトイモにつけるだけです。素朴な味がなんともいえません。我が家の息子はこれにマヨネーズをつけて、たこ焼き風と言ってパクパク食べます。これ、たこが入っていないたこ焼きの感じで、本当に美味しいです!味噌汁、煮物もいいですよね。ご馳走さまでした。
Posted by 鈴木建也(すずきたつや) at 00:22│Comments(0)
│ひかり農園