2010年01月09日
Fリーグ初観戦in浜松アリーナ

Fリーグって知っています?!Fはフットサルのこと。日本サッカー協会配下の日本フットサル連盟が主催するプロのフットサルリーグです。つまりは、サッカーJリーグの兄弟ってことになります。2007年から始まったリーグは3シーズン目を向かえ、全国の10チームが、2009年8月~2010年2月、ホーム&アウェイ方式で各3回戦い、全部で第27節(試合)行い勝ち点制でチャンピオンを決めます。その内3節分(試合)は、セントラル方式といって、10チームが一つの会場にあつまって5試合全てを行う開催方式を取り入れています。その内の一つが今回、浜松アリーナで、本日3試合、明日2試合行われるのです。残念ながら、浜松、静岡県内にもFリーグチームが無いために今回の開催となったわけですが、Fリーグ設立時にはもちろんチーム設立の話を聞きました。しかし、実現なりませんでした(後半で少し説明)。各チーム、スケジュール等は、ホームページhttp://www.fleague.jp/をチェックください。

さぁ、浜松アリーナです。今日はFリーグのエアアーチやのぼり、ブラジル料理のお店、グッズ販売等でにぎわっています。浜松アリーナと言えば、私も参入のお手伝いをさせていただき、何度も足を運んだ、bjリーグ浜松・東三河フェニックスのホームアリーナです。結構な賑わいです。Jリーグやbjリーグと少し違い、全体的に若い男性グループが多く、服も少しファッショナブル、ブラジル人、家族連れも結構います。

会場内も結構埋まっています。公式発表は2300人、アリーナの今回の客席設定では3000人のキャパでしょうか。ブラジル人、サッカー少年団の招待もあったそうですが、それでも多くのサポーターがかけつけていて、フットサルの人気や裾野の広さを感じます。写真はバルドラール浦安vsエスポラーダ北海道ですが、ゴール裏には各チーム20~30人の熱心に応援をするチームユニホームを着たサポーターがいます。北海道サポーターは富士山静岡空港利用でしょうか。見事勝利でした!

ピッチは40×20m、ゴールは2×3mでハンドボールと同じです。選手は5人、交代回数は制限なく、レフリーの許可もいりません。前後半各20分ですが、プレーイングタイム方式で、アウトオブプレーでは時計が止まりバスケットと同じです。前後半各チーム1分間のタイムアウトが要求できるため、実際の試合時間はハーフで約40分です。大まかなルールはこんなですが、早いパスまわし、クイックな動き、キーパーのセービングは、サッカー×バスケ×ハンドボールで、ちょっとしたミスで攻守が切り替わり得点シーンがうまれる目の離せないプレーが魅力でしょうか?!
経営、興行的な視点でみると観客数はJリーグの1/5~10、試合数はbjリーグの半分です。前売入場料大人1000円×2000人として1試合200万円、年間主催ゲーム数は全節の半分として×14試合が入場料収入です。これにスポンサー料、グッズ販売料、イベント・スクール料等が収入。選手20人、監督、コーチ、トレーナー、スタッフ、事務、役員等の人件費、移動・宿泊費、練習会場費、広告費、事務費等が支出です。がんばって、1~2億円ぐらいでトントン、bjリーグの半分ぐらいでしょうか?ちょっとしんどさを感じますし、参入しにくいビジネスモデルです。リーグ、各チームの経営努力がもちろん大きいですが、地域や企業、サポーターの力もとても重要です。地域密着型スポーツとして市民権を得られるように、今後益々がんばってほしいですね。
Posted by 鈴木建也(すずきたつや) at 22:00│Comments(0)
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