2010年04月17日
鴨江別館の利活用を考える会、発会!

昨年より、市民有志で検討してきました鴨江別館の利活用について、行政や大学、鴨江の方にも参加いただいき考える会を本日発会いたしました。
1928年(昭和3年)に完成した鴨江別館は、当初取り壊しの計画でしたが、歴史的建造物の存続、有効活用を願う多くの市民、団体の呼びかけに対して一転、耐震補強・改修工事を行い保存することになりました。平成22年度末には工事を終了し、平成23年度の暫定利用(あいホール新築工事期間の音楽団体利用)、平成24年度よりビジュアルアートの創造拠点施設としての利活用を始めることとなっています。
考える会は、浜松市の文化政策に照らし合わせながら、浜松の文化芸術やアーティストの現状を市民目線で捕らえ、単なる箱物施設に留まらない“浜松の文化芸術、地域の発展に寄与する拠点づくり”を市民・団体、行政、大学、地域の関係者が一堂に会して協議するものです。また、経営計画や事業環境にも踏み込んだ協議をすることで、有効的な利活用が発展的に継続され、地域経済や地域活性化に貢献することも重視していきます。
9月までに毎月1回の会合を開き、1.浜松市の文化芸術活動の今後、浜松市の政策上の位置づけ、2.鴨江別館の位置づけ、基本コンセプト、経営目標の設定、3.経営計画の方向性、4.施設の名称、概要、機能、運営の方向性、5.運営内容の具体案、6.開館までのスケジュール、事前展開案等をまとめていきます。
市民有志による会で、ここまで踏み込んで協議することは稀なケースと思います。しかし、行政の財政状況や地域の経済環境が厳しいのはもちろんですが、市民が自立的に公共施設の利活用を考え、公的な資金や政策に過度に依存しないように運営にも積極的に参画し、市民が意思の反映と責任を持つことはあたりまえの時代となってきています。せっかく保存されることになった地域の財産として、私たち市民が有意義な利活用をし、よりよい施設にしていきたいと思います。
ちなみにこの会の世話役は私ですので、是非参加してみたいという方は、特に参加条件を設けていませんのでお気軽に参加のご一報をください。一緒に鴨江別館の利活用を考えていきましょう!
■お問合わせ 鴨江別館の利活用を考える会 事務局
鈴木建也 090-4867-7947 tatsuya@sky.tnc.ne.jp
Posted by 鈴木建也(すずきたつや) at 18:53│Comments(0)
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