2010年01月12日
”夜クリ”で音を楽しむ!

昨夜、”夜クリ”に参加してきました。夜クリとは、浜松市中区早馬町にある文化施設・クリエート浜松で夜な夜な仲間が集まって開催される、自由気ままに音を楽しむ実験的なイベントです。言い出しっぺは館長の村瀬さん。私のように楽器の演奏ができない人でも、いろいろな面白い楽器に触って、なんとなく自分に気持ちいい音を出していれば、自然とまわりの人の音とも合ってきて、あら不思議、セッションなんかになってるじゃありませんか?!といった楽しい仕掛です(すみません、演奏している写真がなくて)。
これは、京都大学で西洋音楽史を教えていらっしゃる岡田暁生さんの「音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 」(中公新書)の最終章『アマチュアの権利』で、アマチュアの権利~してみなければわからない~の中で述べられている「ややもすると聴くことに特化しがちだが、アマチュアが自ら音楽をヘタでも気にしないで、自分ですることで、音楽を語る語彙が増え、音楽を聴く楽しみも増え、何より受身であった音楽のコミュニティに参加する歓びが得られる」に刺激された館長が、本来音楽は(クラシック音楽であっても)「する」ものであって、聴くためにも「する」ことを分離しないことを、自ら具現化したものです。
どうしても音楽を理屈で語ってしまい、頭で音楽を分かったふりをしてしまいがちですが、こうした楽器を触って体感することによりって、本来の自然で純粋な音を楽しむことが大切だと感じました。ヘタでもいいんです、楽しけりゃ!ですよね、村瀬館長。
次回、夜リクは1月21日(木)19時からです。気軽に遊びに行ってみてください!面白い音や仲間に出会えますよ!!
Posted by 鈴木建也(すずきたつや) at 17:34│Comments(0)
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